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丸一菊仙社中

『江戸太神楽』とは

始まりは平安時代と言われており、神社に伝わる「散楽」「放下芸」という曲芸がその源と考えられています。

『代神楽』が多くの人々の人気を集めたのは、江戸時代になってからでした。その頃、伊勢神宮は全国から大変熱心な信仰を集めており、一生に一度『お伊勢参り』をすることが庶民の願望でした。そうした信仰が高まるにつれ、伊勢神宮や熱田神宮から神官が江戸をはじめ、全国各地へと出張し神様に代わり各家々を周り、縁起物の『獅子舞い』を演じて、神社のお札を配り周りました。悪霊退散が本来の目的で門付を行なっておりました。

寛文九年(1669)には将軍家上覧の栄を賜り、山王・神田明神の天下祭りで先祓いの役を務め、四代将軍家綱のお墨付きで、苗字・帯刀を許され、寺社奉行の管轄にて徳川家御用達太神楽となり、江戸に本拠を移すことになりました。

八代将軍までは将軍家や大名屋敷をお祓い門付しておりましたが、八代将軍吉宗の命により一般庶民にもお祓い門付するようになり、江戸っ子達の好みに合わせて、『獅子舞い』はよりユーモラスな形に、『曲芸・茶番』は寄席芸化をして十三代続き、『江戸太神楽』が現代今日まで至り伝わっております。

菊仙

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江戸太神楽 十三代家元 丸一仙翁のお言葉

日本の伝統芸能の一つである『江戸太神楽』、400年以上の歴史があります。

未だに勉強をし、後世に残して行きたいと思っており、江戸太神楽教室を開き、日本大衆伝統芸能『江戸太神楽』を若き世代へ伝えるべく、その教えている中の1人として「菊仙」が芸を学んでおりました。

この芸は毎日練習・鍛錬の積み重ねた上で成り立つ芸です。「菊仙」は私(仙翁)の元で芸(笛・太鼓・三味線・獅子舞・曲芸)を学び覚え、後世に伝えるべく「菊仙社中」を立ち上げ、菊仙社中メンバーと共に活動しています。

ご覧頂いたお客様方々に《幸多かれ》の思い込もった芸、『江戸太神楽』をお楽しみ頂ければ幸いでございます。

十三代家元 江戸太神楽 丸一仙翁

撮影:加藤孝

菊仙社中メンバー紹介

菊仙社中の獅子舞は、日本舞踊坂東流を基礎とし、可憐でしなやかな舞が特徴の太神楽獅子舞です。
名前に“花“の漢字が付いているのも特徴です。

丸一藤寿朗(まるいち とうじゅろう)

2017年12月より菊仙社中メンバーとして参加。
普段は舞台や映像などの役者として活躍中。
日本舞踊坂東流・坂東彦祥三として、各日本舞踊の会の後見、踊り手などで活躍中。

丸一 蓮(まるいち れん)

2021年12月より菊仙社中メンバーとして参加。
日本舞踊坂東流・坂東扇弘として舞踊家として各日本舞踊の会での踊り手、後見、カラミで活躍中。

丸一葵之輔(まるいち きのすけ)

2022年5月より菊仙社中メンバーとして参加。
日本舞踊坂東流・坂東以乃輔として、各日本舞踊の会で後見・踊り手として活躍中。日本舞踊で創作舞踊なども意欲的に行なっている。

菊仙 KIKUSEN

丸一菊仙社中
江戸太神楽

Tel:090-1797-2541
Mail:info@kikusen.net

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